2019年12月、定年後の経済的自立を目指し、株式の積立投資を始めました。
1年後の2020年12月末時点で積立金額245万円、リターン20万円でトータル265万円という結果になっています。
人生の長い間、経済的にぎりぎりの生活をしていたソフィーは、少しでも損するのが怖かったし、投資はギャンブルだから手を出すものではないと思っていました。そんな私が投資を始める日がくるとは思いもしませんでした。
冒険の始まりは、通勤中に視聴し始めたYouTubeがきっかけでした。お勉強、自己啓発系の動画を視聴しているうちに投資系の動画も見るようになり、だんだん考えが変わってきたのです。
今日は、ソフィーが株式投資を始めた理由と始めるにあたり学んだことをまとめます。
株式投資を始めた理由
ソフィーが今の職場で給与所得者として働けるのはあと12年。しかも10年後には定年となり残りの2年は所得が半分くらいになるらしい。定年後のいわゆる「2000万円問題」も気になる。
たぶん、このままでは2000万円あったとしても心もとないだろう。そうなる前に、学び始めた投資の経験を積み、できるだけ多く資産となるものを作りたい。そして、年金だけではなく、積み上げた資産も使って悠々自適に暮らしたい。
将来的にはその果実を姪や甥のために、また教育施設や支援を必要とする子供のために活動する団体への寄付、そして自身の趣味にも気兼ねなく使えるようになりたい。経済的にも精神的にも自由な生活を手に入れたい。
そんな思いが強くなったことが株式投資を始めた理由です。
株式投資をするにあたり学んだ7つのこと
インデックスファンドに積立投資し長期保有する
インデックスファンドとは、市場の株価指数に連動して機械的に投資をする投資信託。
ファンドマネージャーが銘柄を厳選して投資を行うアクティブファンドよりも手数料が安く、成績が良いことも多いのです。
またドルコスト平均法で、どんな相場のときでも定期的に同じ金額を積み立てることで、効率
の良い投資ができるそうです。何よりも、一度投資する銘柄とタイミングを決めてしまったら、あとは放っておけるので、手間がかからず精神的にも楽ということです。ただし、時間の経過とともにバランスが崩れてリスクが高くなるので、1年に1回リバランスをします。
ネット証券を利用する
手数料が安く、時間の節約にもなるので、証券会社の窓口ではなく、ネット証券を利用します。
本、ネット、動画を色々調べましたが、共通にお勧めされているのが楽天証券とSBI証券でした。私はSBI証券を利用することにしました。
今ある現金や収入をできるだけ早く、できるだけ多く投資に回す
これは主としてFIRE(経済的自立と早期退職)を目指す方向けのアドバイスとして知られていることです。FIREの方たちは、若いうちから節約と副収入で収入の大半を投資や貯蓄に回し、7000万円~1.5億円程度の資産を作り、できるだけ早くフルタイムの仕事からリタイアして不労所得で自由な暮らしを獲得します。
FIREは節約生活に慣れているので、資産からの収入が200万~400万円で十分暮らしていけます。また、それまでに稼ぐ方法を身に付けているので、リタイア後も何かしら収入につながることを楽しみながら続けることもできます。
とてもうらやましいですが、私はすでにアラフィフ。このモデルには当てはまりません。しかし投資期間が10数年程度で引退を目指すという意味では彼らと同じ土俵にいると思います。
なので、同じくらいの熱量を持って節約と投資をするべきと思い至りました。
投資に回すお金を増やすには次の2つの方法がある
- 固定費を削る
- 副業で収入を増やす
無駄な固定費には次の4つがある
①保険 ②スマホ通信料 ③車 ④住宅ローン
私の場合、①②は自分の裁量で変更可能ですが、③④は夫がかかわるので無理です。夫と折半して私が支払っている住宅ローン11.8万円の支払い期間が2030/1/27まで残っています。気づくとあと10年切ってました。
必要な金額×25のお金を貯めるべき
生活に必要な金額が1年間に200万円なら5,000万円、400万円なら1億円。必要金額が少ないほど貯めるべきお金は少なくて済むので、ここでも節約生活は早期リタイアに効いてきます。
『FIRE 最速で経済的自立を実現する方法』では最終的に100万ドル、つまり1億円を投資し400万
円を得ている状態になることをゴールとしています。
逆に今使おうとしているお金を資産の運用益で得るならどれだけの投資金額が必要かというと「使う金額」×25となります。
300円のコーヒーを毎日飲むと年間106,800円。それを投資の利益で賄おうとすると267万円が必要です。お金を使うときは、それが将来どれだけの金額を必要とするものなのかよく考え、それでも使うべきと判断したときだけ使いましょう。
そして、使わなくてもいいと判断したときはその分を投資に回します。ただ貯めてるだけ、ただ使わないだけでは意味がありません。この考え方を知ることで、自分にとって何が無駄使いなのか、判断の基準が明確になりました。
投資の前に生活防衛資金を確保する
生活防衛資金については、純生活費の3か月分とも6か月分とも1年分とも2年分とも言われ、どれが本当なんだろうと悩みますが、それは家族構成や世帯収入、リスク許容度が違うからしかたがないのかもしれません。いささか幅がありますが、私は180万円~500万でしょうか。
まとめ
以上、私が投資を始めた理由と、学んだことをまとめました。
投資を始めて1か月で新型コロナウイルスの感染が広がり、2か月後には株価が大暴落しました。リターンがマイナス20万円にもなり、なかなか戻らず焦ったこともありました。
それでも2020年末には新型コロナウイルスのワクチン開発という明るいニュースもあり、株価は実体経済以上に値上がりしました。その結果、予想を上回るのリターンが得られたわけですが、この株式バブルに浮かれているわけにはいきません。上がりすぎた株価は下落するというのが市場の法則だからです。
それでも私は平常心を保ってドルコスト平均法でコツコツと投資を続けていくつもりです。知識は力です。